2022年末まで、約19年間(正確には18年9か月間)公務員でした。と言うと、先生?とよく聞かれるけれど、先生ではなく。でも、だいぶお堅い方の。
辞めたことで、私が、ようやく私になった。あの時、辞めます、と言えた自分が、今まで生きてきた中で一番好きな自分だった。
子育ても仕事も家事も趣味も、自由に楽しみたい。
今時だね~と言われるかもしれないけれど、今時なのかどうか、というより、自分が何に幸せを感じるか、は、人それぞれじゃない。たくさん稼いでくれる夫がいて幸せな妻もいれば、キャリアを積んで昇進して、仕事に生きる母もいる。ただ一つ確かなことは、日本は、男女平等ではないということ。我慢を美徳とする社会。でも。それは美しくもなんともない、と私は思う。公務員生活19年。良いところも、もちろんたくさん知ってるし、感謝の気持ちもいっぱいある。でも、私は、子供にとってただ一人の母親。子供と仕事を天秤にかけることはできない。職場で責任のある仕事を任されるということはそういうこと。家庭を犠牲にし、国民のために働いているんだ、だからすごいんだぞ、と。家を守っている妻がいる男性はそれで満足でしょう。…私は自分の子供にそんなことできないな。それで終止符を打ちました。
2023年の1年間は、どこに自分の道があるのかな…と探求してました。民間で働いた経験がなく、自信もなく、資格もなく。ただひとつ、夫の扶養家族になるのだけは嫌、と、私の中の核の部分が主張していたので、とりあえず日中は何か仕事をして、残業はせずに4年生男子と3年生女子の子育てと、自信をつけるために資格取得のための勉強をしようと思って足を踏み出して。
まだ、その探求の最中。この道で合っているのか、もっと出来ると思ってたけど、41歳、そんなに出来ないな。でも、確実に1年前の自分より、収入は減ったけど、無人島でも生きていけるような自信は付いた。もう、どうにでもなれ、いや、どうにでもできる。
先日、手相を見てくれたおじいさんに干支を聞かれ、戌年、と言ったら、平成6年生まれ?と言われた。昭和57年、と言うと、本当にびっくりしてた(ように見えた)。お世辞でも、12歳も若く見られたということは、私の中の魂が元気なんだろうと思う。一昨年の、2022年の私は、精神を病みかけていたし、老けたおばあさんだっただろうよ。
人の見た目は、心もち次第。