わたしの名店　～おいしい一皿に会いにいく～

1月も半ばを過ぎそうだけど、まだまだお正月気分が抜けません。まるで早起きしないといけないのにグズグズと暖かい布団の中から抜け出せないような、そんな気分です。そのため、長編小説を手に取る勇気はなく、今日もまた、エッセイ集。

こちらは、28名の著名な方々が、それぞれの「名店」と特別な一品を綴るエッセイ集。通勤電車の中で、ニヤニヤしながらこの本を読む時間のこの上なく幸せなことよ。（最近は、スマホで動画とか見ながらニヤニヤしている人が多いから、多少ニヤニヤしていても誰も気にしていない、と思っている。）

大好きなジェーン・スーさんの「酒飲みもすなるバーといふものを」に登場する飯田橋の『bar meijiu』。飲めなくても行けるバーがあるの！？しかも、私の通勤経路である行き慣れた飯田橋にー！？まじかよ。まじかよ。
ここんとこ、飲食のことしか考えていない私だけど、bar meijiu には必ず行こうと思う。次にパパが早く帰って子供の夜ご飯を作ってくれる日が待ち遠しい。この本で別に出てくる飯田橋のタイ料理屋で腹ごしらえをしてから満を持して行こうか。

それにしても、飯田橋がそんなに出てくるとは、私に出会うためにこの本は存在したんじゃないかとか、馬っ鹿じゃないの、と内心つっこみながらも、17％くらいは「本との出会いは、出会うべくして出会うのだ」と信じている。